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図書館戦争/有川浩 -感想- 人気シリーズ!ライトなディストピアSF

読書感想です。今回は有川浩さんの「図書館戦争」です。
多岐にわたりメディアミックスされている有名作品ですね。
ネタバレは含みません。

作品情報

  • 作品名:図書館戦争
  • 作者 :有川浩
  • 出版社:KADOKAWA(角川文庫)
  • 頁数 :404P

こんな人におすすめ

 
こよい
  • ディストピアSF作品が好き
  • 軽めのミリタリー好き
  • ライトで読みやすい作品が読みたい
 

特徴グラフ

※私個人の見方・感想です。

話の明るさ
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5
読み応え
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過激表現
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5

あらすじ

『2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年。高校時代に出会った、図書隊員を名乗る”王子様”の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から良書を守るための組織・図書隊に入隊した一人の女の子がいた。名は笠原郁。不器用ながらも、愚直に頑張るその情熱が認められ、エリート部隊・図書特殊部隊に配属されることになったが……!?様々な困難と出来事、そして、本を狩る組織・メディア良化委員会にひたむきに立ち向かう、郁を始めとする図書隊の面々。そう、すべては本と自由を守るため……。』

引用元:KADOKAWA

感想

漫画化、アニメ化、実写映画化と多岐にわたりメディアミックスされている有名作です。

創作物が規制された世界が舞台となるディストピアSFライトノベル。本シリーズに関する前評判等をほとんど見てなかったので、もっとそのテーマが全面に出て重たい雰囲気かと想像して構えていましたが、ライトノベルらしく軽快で読みやすいものでした。

メディアミックスが想定されていたように思うくらい絵が想像しやすく、また登場人物の個性もとてもわかりやすいです。例えば主人公の笠原郁はストレートで正義の味方に憧れる熱血バカ。少年漫画みたいですね。その周囲には笠原を厳しくも特別視する上司やライバルのような同僚。ありきたりすぎない?と思うくらいですが登場人物としてはそれくらいシンプルでわかりやすい方が話に入りやすいかもしれません。

本作の特徴と言えばやはりその世界観です。異常な検閲を行う政府と主人公らを含む対抗勢力という構図、設定も作り込まれていて厚みが感じられ、どのように展開していくんだろうとワクワクできます。社会派なテーマでありながら、個性的なキャラクターたちの軽快な掛け合いやちょっとした恋愛要素など物語の作りにより重たくならず読みやすい内容になっています。度々ある笠原郁が上下関係を顧みずに堂上と言い合いする場面は痛快でした。

今回紹介しているのはシリーズ一作品目で、本作単品でも面白いですが、世界観や人間関係がまだこの後話が広がるんだろうなという余地を残した内容になっています。シリーズは以下4巻+別冊2巻になっています。

  1. 図書館戦争
  2. 図書館内乱
  3. 図書館危機
  4. 図書館革命
  5. 別冊 図書館戦争I
  6. 別冊 図書館戦争II
ここで一呼吸…
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他の読者の感想

こちらをご覧ください。
※ネタバレ感想も含まれますので見る際はご注意ください。

読書メーター/図書館戦争

まとめ

以上、有川浩さんの「図書館戦争」の読書感想でした。
絵が想像しやすくアニメ版も見てみたくなりました。まずはシリーズ読破を目指します。
未読の方は是非手に取ってみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。