はじめに
今回は、SF小説のご紹介です。
映画など映像化されたSF作品は目に見える体験が魅力的ですが、緻密な設定や細かな描写でその世界により深く入っていけるのは小説ならではの魅力です。
ネタバレは含みません。
それではどうぞ。
おすすめSF小説
レーエンデ国物語/多崎礼
『異なる世界、聖イジョルニ帝国フェデル城。
家に縛られてきた貴族の娘・ユリアは、英雄の父と旅に出る。
呪われた地・レーエンデで出会ったのは、琥珀の瞳を持つ寡黙な射手・トリスタンだった。
空を舞う泡虫、乳白色に天へ伸びる古代樹、湖に建つ孤島城。
その数々に魅了されたユリアは、
はじめての友達、はじめての仕事、はじめての恋を経て、
やがてレーエンデ全土の争乱に巻き込まれていく。』
引用元:講談社BOOK倶楽部
プロジェクト・ヘイル・メアリー/アンディ・ウィアー
『未知の物質によって太陽に異常が発生、地球が氷河期に突入しつつある世界。謎を解くべく宇宙へ飛び立った男は、ただ一人人類を救うミッションに挑む! 『火星の人』で火星でのサバイバルを描いたウィアーが、地球滅亡の危機を描く極限のエンターテインメント』
引用元:ハヤカワオンライン
滅びの前のシャングリラ/凪良ゆう
『「明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた。なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」。学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。そして――荒廃していく世界の中で、人生をうまく生きられなかった人びとは、最期の時までをどう過ごすのか。滅びゆく運命の中で、幸せについて問う傑作。』
引用元:中央公論新社
傲慢と善良/辻村深月
『学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた―― なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。』
引用元:ポプラ社
1984/ジョージ・オーウェル
『1984年、世界は〈オセアニア〉〈ユーラシア〉〈イースタシア〉という3つの国に分割統治されていた。オセアニアは、ビッグ・ブラザー率いる一党独裁制。市中に「ビッグ・ブラザーは見ている」と書かれたポスターが張られ、国民はテレスクリーンと呼ばれる装置で24時間監視されていた。党員のウィンストン・スミスは、この絶対的統治に疑念を抱き、体制の転覆をもくろむ〈ブラザー連合〉に興味を持ちはじめていた。一方、美しい党員ジュリアと親密になり、隠れ家でひそかに逢瀬を重ねるようになる。つかの間、自由と生きる喜びを噛みしめるふたり。しかし、そこには、冷酷で絶望的な罠がしかけられていたのだったーー。』
引用元:KADOKAWA
さいごに
宇宙探検だったり、御伽噺のような世界に入り込んだり、様々な形の非日常が体験できるのがSFというジャンルのいいところですね。そしてそれを細かな部分まで触れていけるのが小説という形式ならではの魅力です。
気になったものがあれば是非読んでみてください。
また、これもおすすめだよという小説がありましたら是非教えてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。