読書感想です。今回は中山七里さんの「おやすみラフマニノフ」です。
記事前半はネタバレは含みません。「続きを読む」を押さない限りネタバレ内容は見えませんので未読の方も安心してお読みください。
作品情報
- 作品名:おやすみラフマニノフ
- 作者 :中山七里
- 出版社:宝島社(宝島社文庫)
- 頁数 :372P
こんな人におすすめ
- クラシック音楽が好き、関心がある
- ミステリー小説が好き
- スポ根(成長物語)が好き
特徴グラフ
※私個人の見方・感想です。
あらすじ
『秋の演奏会を控え、第一ヴァイオリンの主席奏者である音大生の晶は初音とともに、プロへの切符をつかむために練習に励む。しかし完全密室で保管される、時価2億円のチェロ、ストラディバリウスが盗まれた。彼らの身にも不可解な事件が次々と起こり……。ラフマニノフの名曲とともに明かされる驚愕の真実!美しい音楽描写と緻密なトリックが奇跡的に融合した人気の音楽ミステリー。』
引用元:宝島社
感想
音楽ミステリーの続編
本作はさよならドビュッシーの続編となるミステリー小説です。
前作同様に音楽と犯罪の繋がりを巧みに描いています。
続編と言っても話の繋がりはありませんが、一部登場人物や世界観は共通しています。
クラシック音楽が重要なテーマとなっており、音楽の力とそれが人間に与える影響について深く考えさせられます。
音楽が持つ力
音楽の持つ力がどのように人間の心を動かし、時には破壊的な方向に導くかというテーマが、物語全体を通して強調されています。
音楽が美しいだけでなく、感情や記憶を引き出し、人々を支配する力があるという描写は非常にリアルで、共感を呼びます。
また、オーケストラとして多くの人間が一つの音楽を作り上げる過程もとても興味深いものでした。
性格の異なる人間たちが音楽によって結びつき大きなものを作り出す。これもまた音楽が持つ力で、感動を生みます。
ミステリーとして
音楽好きにはもちろん、ミステリーファンにも楽しめる作品です。
前作に比べるとミステリーとしての要素はやや弱めに感じるかもしれませんが、音楽を背景にしたミステリーとして、読者に緊張感と美しさを同時に感じさせ、最後まで飽きさせない展開が秀逸です。
音楽の力と人間の暗い感情の交差点を描いた本作は、読後に深い余韻を残します。
以下、内容に触れた感想を記載しますので、開く際はその点ご了承ください。
感想(ネタバレ有り)
他の読者の感想
こちらをご覧ください。
※ネタバレ感想も含まれますので見る際はご注意ください。
まとめ
以上、中山七里さんの「おやすみラフマニノフ」の読書感想でした。
未読の方は是非手に取ってみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。