あらすじ・読書感想・考察を記します。今回は恩田陸さんの「ドミノ」です。
記事前半はネタバレは含みません。「続きを読む」を押さない限りネタバレ内容は見えませんので未読の方も安心してお読みください。
作品情報
- 作品名:ドミノ
- 作者 :恩田陸
- 出版社:KADOKAWA(角川文庫)
- 頁数 :384P
こんな人におすすめ
- ドタバタ劇が好き
- テンポのいい小説を求めている
- 気軽に読める本を探している
特徴グラフ
※私個人の見方・感想です。
あらすじ
『一億円の契約書を待つ、締切直前のオフィス。オーディション中、下剤を盛られた子役の少女。推理力を競い合う大学生。別れを画策する青年実業家。待ち合わせ場所に行き着けない老人。老人の句会仲間の警察OBたち。真夏の東京駅、二七人と一匹の登場人物はそれぞれに、何かが起こる瞬間を待っていた。迫りくるタイムリミット、もつれ合う人々、見知らぬ者同士がすれ違うその一瞬、運命のドミノが次々と倒れてゆく! 抱腹絶倒、スピード感溢れるパニックコメディの大傑作!』
引用元:KADOKAWA
感想
ドタバタコメディ
東京駅を舞台に、27人と1匹の登場人物が織り成すドタバタコメディ小説です。
それぞれのキャラクターが抱える問題や目的が、偶然にも同じ場所と時間に交錯し、まるでドミノ倒しのように次々と事件が連鎖していきます。
登場人物の多さ、視点の切り替わりの早さ、物語の展開の早さ。私はあまり読んだことないパターンで、やや戸惑うくらい印象的な構成の小説です。
登場人物が多いわりに
かなり登場人物の多い小説ですが、それぞれのキャラが個性的で特徴が分かりやすいため混乱しにくいです。
また構成も特徴的で、短い章ごとに視点が切り替わり、数行で誰の視点かが直感的に分かるようになっています。
連鎖
物語の進行とともに、各エピソードが緻密に組み合わさり、まさにドミノが一つ倒れることで連鎖的に全てが動き出す様子を彷彿とさせる展開へと進んでいきます。読後には爽快感と達成感かありました。
スピーディ
ページ数こそ多めですが、テンポが良くて軽快に読めるため、それほどボリュームを感じさせない作品だと思います。
短めの章ごとに視点がコロコロ変わるので、次の展開が気になってつい読み進めてしまいます。
ただ、スピーディーな展開についていくのが少し大変に感じる人もいるかもしれません。
特に、登場人物が多いので最初のうちは「あれ、この人誰だっけ?」となることもあるかもしれません。
しかし、少し読み進めれば関係性が見えてきますし、むしろそのカオスな感じがこの作品の面白さだとも言えます。
以下、内容に触れた感想を記載しますので、開く際はその点ご了承ください。
感想(ネタバレ有り)
他の読者の感想
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※ネタバレ感想も含まれますので見る際はご注意ください。
まとめ
以上、恩田陸さんの「ドミノ」の読書感想でした。
偶然が重なり合い、大きな出来事へと発展していく様子をユーモラスかつ巧妙に描いた作品です。登場人物たちの多彩なエピソードが絡み合い、最後に収束していく物語に驚きました。気軽に読めるエンタメ小説として、ぜひおすすめしたい一冊です。
未読の方は是非手に取ってみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。