当サイトの本に関する記事はすべてネタバレに配慮しています。御気軽にお読みください。

アマテラスの暗号/伊勢谷武 -感想- 神道とは?日ユ同祖論?日本のルーツに迫る?

読書感想です。今回は伊勢谷武さんの「アマテラスの暗号」です。
kindle unlimitedの読み放題対象になっており良く目にするので読んでみました。
ネタバレは含みません。

作品情報

  • 作品名:アマテラスの暗号
  • 作者 :伊勢谷武
  • 出版社:廣済堂出版など
  • 頁数 :532P

こんな人におすすめ

 
こよい
  • 日ユ同祖論に興味を持っている、持てそう
  • 神道について興味を持っている、持てそう

特徴グラフ

※私個人の見方・感想です。

話の明るさ
1
2
3
4
5
読み応え
1
2
3
4
5
過激表現
1
2
3
4
5

あらすじ

『元ゴールドマン・サックス(NY)のデリバティブ・トレーダー、ケンシ(賢司)は、日本人父との四十数年ぶりの再会の日、父がホテルで殺害されたとの連絡を受ける。父は日本で最も長い歴史を誇る神社の一つ、丹後・籠神社の宗家出身、第八十二代目宮司であった。籠神社は伊勢神宮の内宮と外宮の両主祭神(アマテラスと豊受)がもともと鎮座していた日本唯一の神社で、境内からは一九七五年、日本最長の家系図『海部氏系図』が発見され、驚きとともに国宝に指定されていた。父の死の謎を探るため、賢司は元ゴールドマンの天才チームの友人たちと日本へ乗り込むが…。写真、挿絵、図、地図、系図など豊富な資料を用いた、臨場感あふれる新感覚の歴史ミステリー・エンターテインメント!!』

引用元:廣済堂出版

感想

歴史ミステリー小説。「日ユ同祖論」をテーマとして掘り進めていきます。それを取っつきやすいようにミステリーとしてストーリー立てした、という作品です。

正直ストーリー自体は大した内容ではありません。ミステリー要素は中途半端で小説としての文章も違和感が目立ちます。そのせいで歴史を掘り下げる部分もチープに見せてしまっているようでもったいない気がしました。

本作は「日ユ同祖論」について語られる部分がかなりの割合を占めていて、ストーリーはおまけとして割り切って歴史書として読む分には興味深い内容になっていると思います。語られる内容を裏付ける資料が度々織り交ぜられ、確かにそうなのかもと思わされ驚きな部分が多くありました。日本の歴史のことなので興味が持てやすいという面もあるかなと思います。

 
こよい
その方向に振り切った方が良かったのでは…

ただし、その歴史の部分に興味が持てなかった場合はストーリーもイマイチなのでこのボリュームは読み切れないかもなと思います。「『ダ・ヴィンチ・コード』を凌ぐ~」と紹介されているのを目にしますが、流石にそこまでの完成度はなく言い過ぎです。

ストーリーは置いておいて、語られるテーマ自体に興味が持てるか持てないかで印象がまるで異なると思います。興味を持てる場合はかなり詳しく具体的に語られているので面白く読めるのではないでしょうか。

ここで一呼吸…
kindle unlimitedで読書生活をより楽しみませんか?対象の小説や漫画など、
200万冊以上が読み放題。
登録はこちらから↓
使用感など書いた記事もありますので読んでみてください↓↓↓
kindle unlimitedを使った感想を率直に。おすすめできる?【レビュー・評価】

他の読者の感想

こちらをご覧ください。
※ネタバレ感想も含まれますので見る際はご注意ください。

読書メーター/アマテラスの暗号

まとめ

以上、伊勢谷武さんの「アマテラスの暗号」の読書感想でした。
2024/3初時点でkindle unlimitedの対象になっていますので、登録されている方はテーマ自体に興味持てそうであれば読んでみる価値はあると思います。登録されていない方で興味を持った方は単品で買うよりkindle unlimitedに登録した方が安く済みますので登録して読んでみてください。

↓登録はこちらから
Kindle Unlimited

最後までお読みいただき、ありがとうございました。