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読書関連

すべての、白いものたちの/ハン・ガン <あらすじ・感想・考察> 凝縮された美しい言葉で綴られる『白』

読書感想です。今回はハン・ガンさんの「すべての、白いものたちの」です。 ノーベル文学賞を受賞している韓国の作家ハン・ガンさんの代表作です。 記事前半はネタバレは含みません。「続きを読む」を押さない限りネタバレ内容は見えませんので未読の方も安心してお読みください。 作品情報 作品名:すべての、白いものたちの 作者 :ハン・ガン 出版社:河出書房新社(河出文庫) 頁数 :192P こんな人におすすめ […]

一線の湖/砥上裕將 <あらすじ・感想・考察> 「線」が人を導き、結びつける。「線は、僕を描く」の続編。

読書感想です。今回は砥上裕將さんの「一線の湖」です。 「線は、僕を描く」の続編です。前作の感想記事もありますので良ければご覧ください。線は、僕を描く/砥上裕將 <あらすじ・感想・考察> 白と黒で描かれる色とりどりの命。 記事前半はネタバレは含みません。「続きを読む」を押さない限りネタバレ内容は見えませんので未読の方も安心してお読みください。 作品情報 作品名:一線の湖 作者 :砥上裕將 出版社:講 […]

自由研究には向かない殺人/ホリー・ジャクソン <あらすじ・感想・考察>高校生が卒業研究で町の事件の真相を追う。

読書感想です。今回はホリー・ジャクソンさんの「自由研究には向かない殺人」です。 記事前半はネタバレは含みません。「続きを読む」を押さない限りネタバレ内容は見えませんので未読の方も安心してお読みください。 作品情報 作品名:自由研究には向かない殺人 作者 :ホリー・ジャクソン 出版社:東京創元社(創元推理文庫) 頁数 :582P こんな人におすすめ  こよい ミステリー小説が好き テンポの良い物語が […]

夜明けのすべて/瀬尾まいこ <あらすじ・感想・考察> 心の病。人との繋がりから希望を見出す。

読書感想です。今回は瀬尾まいこさんの「夜明けのすべて」です。 2024年に映画化もされている作品です。 記事前半はネタバレは含みません。「続きを読む」を押さない限りネタバレ内容は見えませんので未読の方も安心してお読みください。 作品情報 作品名:夜明けのすべて 作者 :瀬尾まいこ 出版社:水鈴社(文春文庫) 頁数 :272P こんな人におすすめ  こよい 人生に疲れを感じている 自分の生き方に迷っ […]

屍人荘の殺人/今村昌弘 <あらすじ・感想・考察>こんな展開あり!?極限状況で起こるミステリー。

読書感想です。今回は今村昌弘さんの「屍人荘の殺人」です。 今村昌弘さんのデビュー作で、数々のミステリランキングで1位に輝いた第27回鮎川哲也賞受賞作です。 記事前半はネタバレは含みません。「続きを読む」を押さない限りネタバレ内容は見えませんので未読の方も安心してお読みください。 作品情報 作品名:屍人荘の殺人 作者 :今村昌弘 出版社:東京創元社(創元推理文庫) 頁数 :382P こんな人におすす […]

日の名残り/カズオ・イシグロ <あらすじ・感想・考察>執事の誇りと後悔を辿る旅。

読書感想です。今回はカズオ・イシグロさんの「日の名残り」です。 カズオ・イシグロさんはノーベル文学賞受賞作家です。「日の名残り」はブッカー賞を受賞しています。ブッカー賞はイギリスの文学賞で、世界的に権威のある文学賞の一つです。 記事前半はネタバレは含みません。「続きを読む」を押さない限りネタバレ内容は見えませんので未読の方も安心してお読みください。 作品情報 作品名:日の名残り 作者 :カズオ・イ […]

今月読んだ本をまとめてご紹介【2024年12月】

今月読んだ本をまとめてご紹介します。 シリーズ物は基本的に除きます。(1作目だけは紹介します。) おすすめ度のランク付けもしてみます(個人的な好みという意味合いが大きく、出来を評価するものではありません、というか私にはそんなことできません)。 選書のご参考になればうれしいです。 それではどうぞ。 1.禁忌の子/山口未桜 [4.5] (個人的)おすすめ度: あらすじ 『救急医・武田の元に搬送されてき […]

また、同じ夢を見ていた/住野よる <あらすじ・感想・考察> 幸せとは何か。あの頃の自分へ問いかける。

読書感想です。今回は住野よるさんの「また、同じ夢を見ていた」です。記事前半はネタバレは含みません。「続きを読む」を押さない限りネタバレ内容は見えませんので未読の方も安心してお読みください。 作品情報 作品名:また、同じ夢を見ていた 作者 :住野よる 出版社:双葉社(双葉文庫) 頁数 :304P こんな人におすすめ  こよい ほっこり、爽やか、感動できる小説を読みたい ちょっぴりファンタジーで想像が […]

三体/劉慈欣 <あらすじ・感想・考察>科学が死ぬ_人類の運命を左右する衝撃の真相。世界中で大ヒットのSF小説。

読書感想です。今回は劉慈欣さんの「三体」です。記事前半はネタバレは含みません。「続きを読む」を押さない限りネタバレ内容は見えませんので未読の方も安心してお読みください。 作品情報 作品名:三体 作者 :劉慈欣 出版社:早川書房(ハヤカワ文庫SF) 頁数 :640P こんな人におすすめ  こよい SF小説が好き ワクワクするような小説が読みたい 世界的に評価されている小説を読みたい 特徴グラフ ※私 […]

むらさきのスカートの女/今村夏子 <あらすじ・感想・考察> 「普通」と「異質」。どちらがどちら?

読書感想です。今回は今村夏子さんの「むらさきのスカートの女」です。※ネタバレがどうという作品ではないので、内容に軽く触れながら感想を書きます。この先読み進める方はそのことをご了承ください。 作品情報 作品名:むらさきのスカートの女 作者 :今村夏子 出版社:朝日新聞出版(朝日文庫) 頁数 :216P こんな人におすすめ  こよい 独特な不穏な雰囲気を持つ小説を読みたい 純文学的でありながら楽しく読 […]