2024年上半期が終わったということで、
2024年上半期に読んだ本(約60冊)の中からおすすめしたい小説ベスト10を選んでみました。
・選定基準はこよいの独断と偏見です。今日じゃなかったら別の作品が選ばれた可能性があるくらい曖昧です。
・2024年上半期に“出版された”小説ではなく、“こよいが読んだ”小説です。
・順番は無作為で、面白かった順番などではありません。
・こよいの中で殿堂入りしている作品はあえて挙げていません。2024年に新鮮な気持ちで印象に残ったものが優先されています。
それではどうぞ!
1.すべてがFになる/森博嗣
独特の雰囲気を持つ理系ミステリー。S&Mシリーズ原点にして頂点。この小説によりS&Mシリーズにすっかりハマることになりました。
感想記事:すべてがFになる/森博嗣 -感想- S&Mシリーズ第1作目。本格理系ミステリーはここから始まる
2.夜のピクニック/恩田陸
私の中で最高の青春小説。
感想記事:夜のピクニック/恩田陸 -感想- 歩くだけという美しい青春
3.赤と青とエスキース/青山美智子
美しい連作短編集。パズルのピースがいつの間にか組み合わさって一枚の絵になっていたような感覚。
感想記事:赤と青とエスキース/青山美智子 -感想- 全ての想いが美しく繋がる、珠玉の感動作
4.プロジェクト・ヘイル・メアリー/アンディ・ウィアー
こういうのでいいんだよ!という宇宙SF小説。ロマンを感じる設定、ワクワクとドキドキの展開がたまりません。
感想記事:プロジェクト・ヘイル・メアリー/アンディ・ウィアー -感想- こういうのでいいんだよ!という宇宙SF
5.方舟/夕木春央
驚愕の結末!閉所の緊張感にぞくぞくします。
感想記事:方舟/夕木春央 -感想- 驚愕の結末!死ぬべきなのは誰か?クローズドサークルの傑作
6.リバース/湊かなえ
思わず声をあげてしまうようなキレのある衝撃が待っています。
感想記事:リバース/湊かなえ -感想- キレのある衝撃。謎が多い告発文から始まるミステリー。
7.何もかも憂鬱な夜に/中村文則
中村文則さんの小説を何冊か読んでいてどれも捨てがたいですが、一旦これを代表に。暗い小説ですが読み終わった後はなぜか前向きな気持ちになれます。
感想記事:何もかも憂鬱な夜に/中村文則 -感想- あなたの中にある、表に出ることのない精神をさらけ出す
8.硝子の塔の殺人/知念実希人
ミステリーの一つの到達点とも感じるような小説。ミステリーの醍醐味がてんこ盛り。
感想記事:硝子の塔の殺人/知念実希人 -感想- ミステリーの一つの到達点?
9.アリス殺し/小林泰三
ポップでグロテスクな世界観。そんな世界ならではの物語と驚きの結末。
感想記事:アリス殺し/小林泰三 -感想- アリスの世界観とミステリーの融合。不思議で奇妙で狂気的。
10.成瀬は天下を取りにいく/宮島未奈
成瀬を筆頭に登場人物が魅力的。「もう終わってしまった、もっと見ていたかった」と思えるような小説。
感想記事:成瀬は天下を取りにいく/宮島未奈 -感想- 誰もが彼女から目が離せず、行く先を見ていたくなる
まとめ
それぞれ細かく感想を書いている記事があります。リンクを貼っていますのでそちらも良ければ読んでみてください。
半期ごとに読んだ本を振り返ってみるというのは楽しかった思い出を振り返っているようで楽しい気持ちになりますね。本当はもっともっと多くのおすすめできる小説がありますので、ここに挙がらなかった小説以外でも個別の感想記事をよければ見てみてください。