読書感想です。今回は東野圭吾さんの「ある閉ざされた雪の山荘で」です。
記事前半はネタバレは含みません。「続きを読む」を押さない限りネタバレ内容は見えませんので未読の方も安心してお読みください。
作品情報
- 作品名:ある閉ざされた雪の山荘で
- 作者 :東野圭吾
- 出版社:講談社(講談社文庫)
- 頁数 :306P
こんな人におすすめ
- ミステリーが好き
- クローズドサークル系のミステリーを読みたい
- さらっと読めて充実感の大きい小説が読みたい
特徴グラフ
※私個人の見方・感想です。
あらすじ
『1度限りの大トリック!劇中の殺人は真実か?俳優志願の男女7人、殺人劇の恐怖の結末。
早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女7名。これから舞台稽古が始まる。豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。だが、1人また1人と現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの間に疑惑が生まれた。はたしてこれは本当に芝居なのか? 驚愕の終幕が読者を待っている!』
引用元:講談社BOOK倶楽部
感想
クローズドサークル
クローズドサークルな舞台で繰り広げられるミステリーです。この作品ならではの特徴を持った設定となっており、個性的な作品となっています。クローズドサークル系としてオススメできる作品の一つであることに間違いありません。
読みやすい、しかし一筋縄ではいかない
ページ数はそれほど多くなく、また文章の読みやすさからさらっと読める小説です。次々と物語が展開されていくので止め時が見つからずに一気に読んでしまいたくなります。特徴的な設定から生まれる複雑な心理が面白く、それも含めた緻密な構成で充実感が大きいです。読みやすく理解しやすい、複雑で奥深いということが両立した絶妙なバランスです。
映画化
今作は2024年1月に映画化され最近の作品なのかと勘違いしてしまいそうですが、1992年に単行本が発売されており、30年以上前の作品です。何故30年越しにまた注目されることになったのか気になりますし、この作品がこれまでまだ映像化されていなかったというのも驚きです。
以下、内容に触れた感想を記載しますので、開く際はその点ご了承ください。
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感想(ネタバレ有り)
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まとめ
以上、東野圭吾さんの「ある閉ざされた雪の山荘で」の読書感想でした。
未読の方は是非手に取ってみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。