読書感想です。今回は朝井リョウさんの「時をかけるゆとり」です。
朝井リョウさんはエッセイ集をいくつか出されていますが、これは朝井リョウさんの初エッセイ集です。
記事前半はネタバレは含みません。「続きを読む」を押さない限りネタバレ内容は見えませんので未読の方も安心してお読みください。
作品情報
- 作品名:時をかけるゆとり
- 作者 :朝井リョウ
- 出版社:文藝春秋
- 頁数 :272P
こんな人におすすめ
- 楽しく笑えるエッセイが読みたい
- 何も考えずに読めるような本が読みたい
- 人気のエッセイ集を読みたい
特徴グラフ
※私個人の見方・感想です。
あらすじ
『戦後最年少直木賞作家の初エッセイ集
就活生の群像『何者』で戦後最年少の直木賞受賞者となった著者。この初エッセイ集では、天与の観察眼を駆使し、上京の日々、バイト、夏休み、就活そして社会人生活について綴る。「ゆとり世代」が「ゆとり世代」を見た、切なさとおかしみが炸裂する23編。『学生時代にやらなくてもいい20のこと』改題。”圧倒的に無意味な読書体験”があなたを待っている!?』
引用元:文藝春秋
感想
何も考えずに読める
朝井リョウさんの面白体験談ですね。大学時代の話になっており、友だちの洗練された面白話を聞いているような気持ちになります。ただただ何も考えず語られる面白話を読んで楽しい気持ちになれました。
くすっと笑ってしまう
大学時代というのは突拍子もないことを実行しがちなもので、朝井リョウさんも例に違わず「何のために?」と思うようなことをやってきたのですね。それをあえてそうしていると思われるゆとり世代らしい面白い言葉で表現されていて、たまらずくすっと笑ってしまう部分がたくさんありました。
羨ましい
さすが直木賞作家の文章力、という印象でこのように自身の体験を細かな描写で面白おかしく形に残せるのは改めてすごい能力ですね。例えば地獄の100キロハイクや京都までの自転車旅など自分のその道のりを体験したような臨場感さえありました。私自身の大学時代も色々な経験があったはずですが記憶はどんどん薄れていくばかりで、かといって文章として残すような力もなく、こんな風に鮮明に思い出を形に残せたらなと羨ましく思います。
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※ネタバレ感想も含まれますので見る際はご注意ください。
まとめ
以上、朝井リョウさんの「時をかけるゆとり」の読書感想でした。
未読の方は是非手に取ってみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。